薬剤師の日々研鑽

薬剤師の日々研鑽

医学部へ学士編入した薬剤師です。基礎的な内容と薬の関連について書いています。内容に関しては最新の情報を参照ください。

効率の良い勉強法

幸運なことに、薬学部一般入学試験・薬剤師国家試験・医学部編入試験を一発で通過してこれました。
勉強法について尋ねてくださる方が多いので、自分の勉強法について振り返ってみました。

細部にこだわらずに大枠から理解していく

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カロナール錠 添付文書より引用

見慣れた添付文書ですが、これだけ文章が詰まっていると読む気がしませんよね。
最初から読み進めていくというのは大変な労力です。
そこで、まずはどこの部分に何が書いてあるのか、という大枠を把握していきます。

具体的には、見出しや文章の構造、文章と文章の関係性を斜め読みしていきます。
「副作用、過量投与、適用上の注意、その他の注意とかが書いてあるんだなぁ」

「副作用は重大なものが6つに分けてあるな」

「過量投与とその他の注意のところも3つに分けてあるんだ」


という風に、頭の中に枠を入れてから、後から細かいところを頭に入れていきます。


他の例では、抗菌薬を勉強していく際に、
ペニシリン系  ⇒腎排泄型
セフェム系   ⇒腎排泄型
ニューキノロン系⇒肝代謝

というように、系統ごとに腎排泄型か肝代謝型かを覚えていくのもいいですが

もっとざっくりと、有機化学の知識を用いて水溶性か脂溶性で抗菌薬の種類を分けると、
脂溶性(ニューキノロン系、マクロライド系、テトラサイクリン系)⇒肝代謝
水溶性(βラクタム系、アミノグリコシド系、グリコペプチド系) ⇒腎排泄型
というのを覚えやすいです。


このように、他の知識と関連させていくと覚えやすくなりますし、業務中でも自分で考えられるようになります。

サクサクと繰り返すこと

繰り返しインプットすることでシナプス間の伝達効率が上昇し、記憶に定着しやすくなります(長期増強)。
一言で言うと、番組の間で何度も見させられるコマーシャルの歌は意識せずとも覚えてしまう現象です。



繰り返しが苦にならないようにするコツは、「できていてもできていなくても一喜一憂しない」。
「問題が解けない」とか、「覚えたはずなのに」と自分を責めてしまってやる気が削られていくので、その時は「分かっていないところがわかったんだ」と前向きに捉えるように心がけています。


サクサクと解き進めていったり、覚えていきます。
解けないならそれ以上は立ち止まらずに解説なりを見て、答えに至るまでの考え方や内容を染み込ませていきます。


わかっているか確認する方法

年下の人達に内容を噛み砕いて説明するように1人で解説してみる。(「ファインマンテクニック」)
わかっていない箇所は人に説明できないのですぐわかります。
「わかっているところ」と「わかっていないところ」を分けて、「わかっていないところ」を繰り返して記憶に定着させていくことで全体の理解度が上がっていきます。



おすすめ参考文献

上記のことはこちらの本に細かく、実践的に書かれています。
何かしからの試験を受験する方には強くお勧めします!