薬剤師の日々研鑽

薬剤師の日々研鑽

医学部へ学士編入した薬剤師です。基礎的な内容と薬の関連について書いています。内容に関しては最新の情報を参照ください。

同種同効薬の違い

癌疼痛治療剤ヒドロモルフォン ナルラピド錠、ナルサス錠の作用機序

第一三共プロファーマ株式会社より、麻薬性鎮痛剤ヒドロモルフォン塩酸塩の徐放性製剤(ナルサス®)、即放性製剤(ナルラピド®)が販売されました。 ヒドロモルフォン製剤は、海外で80年以上使用されてきた麻薬性鎮痛剤ですが、日本では承認されていませんで…

抗ヒスタミン薬 ビラノアとデザレックスの違い

にほんブログ村 【目次】 抗ヒスタミン薬の分類 中枢移行性の指標 H1受容体占拠率 ビラノアとデザレックスの違い ビラノアは作用発現が早い ビラノアは空腹時服用 使い勝手 参考文献 抗ヒスタミン薬の分類 開発された歴史第一世代:作用は強力だが中枢移行性…

抗血小板と抗凝固薬の違い 女性ホルモンの影響

【目次】 血栓の種類と薬剤 各ホルモンの血管および凝固へ与える影響 閉経と血管 血栓の種類と薬剤 血栓は、動脈血栓と静脈血栓に分かれる。 動脈血栓は、血流が早い部位で形成され、主に血小板とフィブリンから成る。そのため白色血栓とも呼ばれる。治療標…

イナビル、タミフル、リレンザ、ラピアクタ、シンメトレルの作用機序・違い・使い分け

まだまだインフルエンザのシーズンですが、その薬にはいろいろな種類があります。 インフルエンザの感染経路とメカニズム 神奈川県衛生研究所より引用飛沫感染:感染した人のくしゃみや咳のしぶき(飛沫)が鼻や口から侵入。 接触感染:感染した人が触ったも…

ムコダイン、ムコソルバン、ビソルボン、ムコフィリン(去痰薬)の作用機序と使い分け

風邪のシーズンには毎日のように去痰薬が出ます。ムコダインやムコソルバン、ビソルボン。それらの違いはどこにあるのかまとめてみました。 【目次】 構造式と作用機序 使い分け インフルエンザとの関連 参考文献 構造式と作用機序 ・N-アセチルシステイン(…

プリンペランとナウゼリンの違いと使い分け 制吐薬(吐き気止め)の作用機序

プリンペランとナウゼリンの違いについて調べてみました。 【目次】 嘔吐の病態生理と各制吐薬のメカニズム ①大脳皮質からの経路 ②化学受容器引金帯からの経路 ③前庭器からの経路 ④末梢からの経路 プリンペランとナウゼリンの違い 参考文献 嘔吐の病態生理と…

高血圧の薬(カルシウム拮抗薬)の作用機序と使い分け

高血圧治療に欠かせない薬剤であるカルシウム拮抗薬(Ca拮抗薬)。 循環器内科や腎臓内科、神経内科や代謝内科で異なる種類の薬剤が出されますが、どんな特徴があるのか調べてみました。違いがわかると、患者さんにも説明しやすいです。 【目次】 Ca拮抗薬の…

ループ系とチアジド系利尿薬の違い

日常業務でよく目にするループ系とチアジド系。どんな性質の違い、どんな使い分けがあるのか再度学習しました。 【目次】 各部位のナトリウム(Na+)再吸収の割合 ループ系 チアジド系 利尿薬が代謝異常を引き起こすひとつのメカニズム 各部位のナトリウム(…

グリメピリドとグリクラジドの違い

92歳の高齢女性が心筋梗塞をきっかけにグリメピリドからグリクラジドへ変更になっていた症例を経験したため、理由を調べてみました。 【目次】 【薬物動態】 【有機化学】 SURのサブタイプとその分布 SURサブタイプへの選択性による作用の違い 参考文献 …